はなしのたね。2012.vol.02 
1:「脂肪税」のはなし。
2011年10月、デンマークで世界初となる「脂肪税(Fat tax)」が導入されました。動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸を2.3%以上含む食品に課税されるというものです。具体的に対象となる食品はバター、チーズ、牛乳、ピザ、ハンバーガーなど幅広く、実際にマクドナルドのハンバーガーは20円ほど値上げされたと言います。
こういった特殊な税の導入は局地的な現象ではなく、ハンガリーではスナック菓子や炭酸飲料などの嗜好品への課税(通称「ポテチ税」)が始まり、フランスでは糖分が多い炭酸飲料水への課税(通称「ソーダ税」)が検討されています。一見、おふざけのようにも聞こえる内容ですが、各国にとっては大真面目。社会保障費の増大と財政赤字に悩む欧米各国にとって、医療費抑制と税収増の一石二鳥を狙える脂肪税の導入は至上命題とも言えます。
さて、肝心の日本で脂肪税が導入された場合、効果があるのか?ですが、「100Kg以上の高度肥満の人に対してなら、肥満対策になり得る」というのが大方の見解。単純に食品への課税がダイエットのきっかけになるからです。ただ日本の成人の肥満率は3.9%と、米国の33.8%や英国の23.0%に比べるとはるかに低いのが現状。日本人は欧米人に比べ、同じレベルの高度肥満であれば早く糖尿病になってしまう、というデータはありますが・・・絶大な効果というのは難しそうです。
肥満予防ということであれば、最近やたらと多い食べ物紹介だらけのテレビ番組も悪影響でしょう。それがまた夜の11時とか変な時間に、むやみやたらと食欲を刺激する内容なもんだからタチが悪い。いっそのこと「食べ物紹介テレビ番組税」の方が、健康には一役買ってくれるかもしれません。ただでさえ消費増税が現実味を帯びてきた日本。これ以上、懐を締めつけるような政策は、何としても避けてもらいたいものです。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】(左から ① ② ③です)
①これ、何と読む?
②下の文字に直線を2本足して別の漢字にしてください
③六角形の真ん中に漢字を1つ入れ熟語を完成させてください

3:ハナタネ寄席
★信号停止中に、隣のほうから視線を感じた。フッ、俺のルックスに見とれているのか?目が合ったらスマイルでもくれてやろう、と笑顔を作りながらゆっくり隣の車を見ると、デッカイ犬がジッとこちらを見ていた。
4:マネー川柳(オリックスグループより)
「血圧は 上がユーロで 下がドル」

「猫に小判 ママにスマホと 馬鹿にされ」

「不景気に なう付いたまま 年を越し」

5: 
<先週の答え/①料理(料理人・手料理・料理本)、②ライオン(線=ラインを足す)、③2×2×2+2=10>